2024年11月8日、厚生労働省は第44週(10月28日~11月3日)のインフルエンザの定点当たり報告数が1.04(患者報告数5127)となり、流行開始の目安である1.00を上回ったことから、流行シーズンに入ったと発表した。国立感染症研究所によると、第44週の患者数は約4万人と推計されている。32都道府県で前週… ...
2024年1月の能登半島地震に続き、8月には初の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表され、防災対応が呼び掛けられた。また、台風やゲリラ豪雨などにより、各地で被害が発生している。一般向けに実施された調査では、自然災害への備えをしているのは54%だった(外部リンク:損害保険ジャパン「… ...
米国Oregon健康科学大学のLeeE.Neilson氏らは、聴力検査で難聴と診断された米国の退役軍人を追跡してパーキンソン病(PD)の発症率を調べるコホート研究を行い、難聴の重症度が高い集団ほどその後のPD発症率が高く、速やかに補聴器を使用すると、発症リスクを減らせる可能性があると報告した。結果は20 ...
本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。10月28日~11月3日に最もツイート数が多かったのは、ArchivesofDiseaseinChildhood誌の論文「Masculinisingandfeminisinghormoneinterventionsf… ...
米国Michigan大学のCatherineM.Wagner氏らは、メディケア受給者を対象にハイリスクの心血管手術を受けた場合のアウトカムを男女別に分析し、重篤な合併症が起こる割合にはほぼ同様だったが、合併症が起こった場合の救命率は女性患者の方が男性患者より低かったと報告した。結果は2024年10月16日のJAMAS ...
膝前十字靭帯損傷時に行われる再建術は、患者自身の腱を採取して加工し、切れた靱帯の代わりに固定することから、体にかかる負担が大きいことが課題になっている。そこで早稲田大学理工学術院教授の岩崎清隆氏、東京女子医科大学整形外科教授の岡崎賢氏らはウシの腱から細胞成分を除去した組織再生型靭 ...
症状がなく左室駆出率(LVEF)も保たれている重症の大動脈弁狭窄症(AS)患者に対する、早期の経皮的大動脈弁留置術(TAVI、略号としてTAVRも使われる)施行は、経過観察に比べて、総死亡、脳卒中、心血管疾患による入院からなる複合心血管イベントのリスクを半減させたと、米ワシントンDCで10月27~30… ...